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雪まつり準備やらモニターツアーコース作成やらチケットの手配やら打合せやらで…
重なるときは本当によく重なるもので…
おばんです、(あ)です。
ただいまの気温は-2.8度、冷え込んできました。
そんな中、雪像作りに精を出しているK先輩ガンバレ!
さて、先日も(え)先輩が紹介していたネタなんですが、もう少し詳しく紹介したいと思います。
土屋朋子さんという方、この方は毎年春になると田沢湖へいらっしゃって湖を中心にその周辺をママチャリではないスポーツタイプの自転車で走るんです。
しかも、都会の女性で自転車初心者をターゲットとしたツアーを十年以上も前から年十数回も企画し実施してきました。
おかげさまでたくさんの田沢湖ファンを産み出してくれました。
そしてこのツアーに参加された方々へのお便りとして、“ビッキ通信”というものがあるのですが、これが実に面白いんです。
当然自転車に関する話題も豊富でたいそう興味深いのですが、土屋さんが暮らしの中で日々感じたことが軽やかに綴られていてそれが本当に面白いのです。
ふだん田沢湖に住んでいて当たり前のことでも、実に新鮮に描かれています。
そんな土屋さんが実は今年の冬、初めて田沢湖で過ごすことになりました(これまでは冬は関東に戻られていました)。
当然、雪の話題が多いのですが、“除雪”一つとっても土屋さんらしい分析と感想が綴られていて、思わず笑ってしまったり、頷いたり、感心したり。
本日は、2/5号「雪掻きをしながら」をご紹介します。
重なるときは本当によく重なるもので…
おばんです、(あ)です。
ただいまの気温は-2.8度、冷え込んできました。
そんな中、雪像作りに精を出しているK先輩ガンバレ!
さて、先日も(え)先輩が紹介していたネタなんですが、もう少し詳しく紹介したいと思います。
土屋朋子さんという方、この方は毎年春になると田沢湖へいらっしゃって湖を中心にその周辺をママチャリではないスポーツタイプの自転車で走るんです。
しかも、都会の女性で自転車初心者をターゲットとしたツアーを十年以上も前から年十数回も企画し実施してきました。
おかげさまでたくさんの田沢湖ファンを産み出してくれました。
そしてこのツアーに参加された方々へのお便りとして、“ビッキ通信”というものがあるのですが、これが実に面白いんです。
当然自転車に関する話題も豊富でたいそう興味深いのですが、土屋さんが暮らしの中で日々感じたことが軽やかに綴られていてそれが本当に面白いのです。
ふだん田沢湖に住んでいて当たり前のことでも、実に新鮮に描かれています。
そんな土屋さんが実は今年の冬、初めて田沢湖で過ごすことになりました(これまでは冬は関東に戻られていました)。
当然、雪の話題が多いのですが、“除雪”一つとっても土屋さんらしい分析と感想が綴られていて、思わず笑ってしまったり、頷いたり、感心したり。
本日は、2/5号「雪掻きをしながら」をご紹介します。
このところずっと、小雪は舞うのだが纏まった雪が降らない。天気予報では降る、降る、寒波、荒れ模様等と賑やかだが、そんな気配はまるでない。だから何だか寂しいのだ。こんな事を言うと、近所の母さん達は、「そんなこと言うのはやめてけれ、雪はもうたくさんだ」と言われてしまう。
確かに家の回りはうず高く積もった雪の壁に取り囲まれて、まるで城壁のようだし、国道をトップランクとすると、市の雪除け車の出動回数の低い我家の前の道路には、毎日降る小雪がしっかりと積もって真っ白だ。しかし、数センチの積雪でも、それを放っておくと、だんだん氷河のように固くなってしまい、手痛いしっぺ返しを食らうから、毎日の雪除けに手を抜いてはいけない。
こんな時だからこそ、最初様子が分からなくて玄関の脇に積んだままにしてしまった雪の壁をスコップで叩き割ったり、切り崩したりしながら雪捨て場に運ぶ作業をする。雪の層は、まるで考古学の地層を思わせる。ああ、この氷のような層は、あの大雨の頃だなとか、草の切れっ端が混じっているのは、徹底的に地面が顔を見せる所まで雪かきをした時だななどと、その時の情景を思い出す。
立春というのに寒い日が続き、少しだけ積もる小雪は軽くてふわふわで、雪かきの実感がない。秋の落ち葉を、風の力で集める掃除道具があるが、こんなに軽い雪は、機械で吹き飛ばせば、たちまちどこかに飛んで行ってしまうのだろう。そんなふわふわ雪を、ママさんダンプと呼ばれる橇のような雪掻き道具に乗せるのは、手応えがなくて奇妙な感じがする。そこで、雪掻き機に乗せたふわふわ雪を、積み上げては、叩いて、潰して、最後には、その上にふわふわ雪をたっぷり山のようにかけて雪捨て場に運ぶ。
そんな作業を繰り返しているうちに暑い夏の掻き氷の屋台を思い出した。半透明で、フリルのような縁に赤い色のアクセントが、まるで金魚を思わせるかわいらしい容器に、シャカシャカと軽快な音と共に降り積もる掻き氷。心配そうに見つめる子供たちの目の前で、屋台のおばさんは、まずは軽い氷をしっかりと容器の中に押さえつけ、最後には容器からこぼれる氷を気にもしないように、軽やか高く高く降り積もらせ、赤い苺水をたっぷりと掛けて、1丁上がり~。
最近雪かきをする時に、腰に負担を掛けないやり方を考えるようになってきた。まず、なるべく持ち上げる動作を減らして、滑らせる事によって腰への負担を減らす。ママさんダンプに乗せる1回の雪の量をあまり重くしないこと。(坂を押して上るから)その分、捨てに行く回数は増えるのだが、これは自転車の場合ギアを軽くして、ペダルの回転数を多くする、長距離を楽に走るやり方と同じだと思う。
大事に管理している私の雪捨て場。ダンプに雪を積んで傾斜を押して上って行き、その先端に雪を捨てるのだが、捨てる雪がだんだん増えてテラスの出っ張りが、たんぼの方角に長く突き出て行く。家の前の道路を越えてこのテラスに向かう傾斜を上る部分の入り口が、この所、市の雪掻きブルドーザーに壊されてしまう事が多く、作り直しを余儀なくされる。
その時に問題になるのは、坂の傾斜をいかにスムーズに設計するかということだ。部分的に傾斜がきつかったりすると作業効率が悪く、ゴツゴツして気分がよくない。それを改善するために、傾斜を削る作業をするのだが、目で見て明らかに急激に上っている部分をストレートに削るのはよくない。つまり、上っているように見える部分の少し前のあたりから削り始めることがコツのようである。
実はこれも、自転車で坂を上る時のテクニックのことを思い出させる。自転車に乗っていて、坂に入ってしまってからのギアチェンジはだめ。「もっと坂の前から、早め、早めのギアチェンジ!」などと、私がうるさく言っていることに通じるのだ。そんなつまらないことを考えながら、毎日雪かきをしている自分がおかしい。今日は、昼頃から細かい雪が降り始めている。これが続くと、明日の朝は、久しぶりの大雪になるかもしれない。今夜は、雪掻きのオレンジ色のライトを付けた市のブルドーザーは来るだろうか。たぶん、来ないね!
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