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3日前にKさんに会った。会えばいつも地域振興の話ばかり。彼は地域おこしという課題に取り組むのが好きである。好きというよりも自分の戦略を試し、その結果がどうでるのか楽しむという風情すら感じられる。
彼は、自分の商売に活かせる情報をせっせと取り組む。この姿勢は凄まじいものだ。インターネットは当然ながら、自分の持つ人脈からまた様々な情報誌から入手している。そしてその中の目ぼしいものについては、自分のお金をかけてわざわざ確かめに行くのだ。 地球の裏側までも(ここまでいけば、これは少し大袈裟かもしれないが、こうした行動から日本国中に人脈をもっている)。
Kさんがいう最近の情報からひとつ。
いま、東京の居酒屋ではお客様一人当たりの単価を、いくらに設定しているか分かるか、と言う。百年に一度という未曾有(みぞう)の不況が背景にあることから、2,500円が上限という設定にしているという。飲み物は(飲み放題で)1,000円、おつまみ(お料理)分は、1,500円という内訳。要するに安くしないとお客様は来てくれないというのだ。
JRさんも2月には“大人の休日パス”という激安チケットを販売している。こうした情報をいち早く入手し某ホテルはこのことにあわせて料金を下げ、お客様獲得のための企画をたて、結構な利用者を確保しているという。
こうした社会環境下にあるお客様心理、例えばJRさんのようにいろいろお客様を引き寄せるための企画をしている企業もたくさんあるのに、その情報の入手もできずまた活かせず、従ってどんどん古くなっていく施設に拘わらず、相変わらずの料金設定若しくは新しいサービスの提供を加えるなどの戦略・戦術も打ち出せず、ただお客様が来ないと嘆く経営者が多いとはどういうことかな、と投げ掛けられた耳の痛いお話。
お客様のニーズと経営者が思うお客様のニーズとはギャップがあり過ぎるのか、それとも経営者の不勉強?