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今回のブログはあまり観光には関係ないかもしれませんが…。

 先日、情報集めをしていたら宋文州さんという方が、会社員哲学というテーマの中で、「優しい会社は良い会社か」 「面倒見のいい上司に注意」ということについて、リストラとあわせてその考えを書かれておりました。

 「優しい会社は…」では、ある会社員の会社に対する不満と身の処し方を例に、甘い経営の会社に勤めていると、後日その代償を支払うことになりかねないとの苦言でありました。
 今の厳しい経済状況下において正社員でも首切りが進む中、やっとリストラから逃れた喜びの報告をもらったが、昨年の夏に転職の相談を受けたことを思い出した。その転職理由は「今の会社は給料もいいし人間関係もうまくいっている。社員を大切にする良い会社だが、仕事が暇でつまらない」。そして「社内に無能で暇そうなお○さんがたくさんいて」との文句が付け足された。でも、最終的には気持ちが揺れながらも転職をしなかった。
 暇なときには辞めたいくせに、リストラされそうになったら会社にしがみつく。どうしたことでしょうな、から始まって結論としては、甘い経営は社員も甘くさせる。いずれにしても経営難にはまってやっていけなくなり、ツケは社員に回ってくるはず。会社に甘える社員も同罪だけれど、優しい会社は社員にとって決して有難い会社ではないということです、と。

 もう一つ、「面倒見のいい…」は、会社はビジネスが本職ですから戦争と似たところがあり、部活の仲良しクラブとは違う。企業は死ぬか生きるかの瀬戸際に直面すると、生き延びるためにリストラを行うがこれは已むを得ないことだ。このとき、面倒見のよい上司の下にいる社員は、真っ先にリストラになる可能性がある。その理由は上司が優しすぎると下にいる社員は一人前に育ちにくい。「リストラは無用な部分をなくすのではなく、致命的な問題にならない部分をなくす。企業が必要とするのは社内外でもまれてきた人員」と指摘しています。

 優しさ、甘さは快いものでしょうが毒薬にもなる。従って、「良い会社とは社員を奮起させる、いい上司とは部下を強くしてくれる」と結論付けておりました。
 他人にはそれぞれの考えがあるのでしょうが、私なりに宋さんのご意見を読んで、別の自分から立場の自分を見たときに、まったく冷汗と溜息の出る思いです。皆さんにはいかが思われるでしょうか。

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